難聴者と中途失聴者の心理学
聞こえにくさをかかえて生きる
編著者 | 難聴者の心理学的問題を考える会 |
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ISBN | 978-4-7803-1093-1 C0011 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 204頁 |
発行年月日 | 2020年07月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
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難聴者、聞こえの問題を持つ人たちに、どういう支援ができるのでしょうか?
潜在的には1千万人とも言われる日本の難聴者。周囲にも自分でも気づきにくい「聞こえ」の問題とはどういうものか、日常生活での困難や葛藤はどういう問題を起こしているか、さらにはその理解と支援について、世界の基準にも照らしつつ解明する。
はじめに
第1章◉聞こえづらさにまつわるさまざまな問題
第2章◉難聴の原因と対策
第3章◉聞こえづらさと偏見
第4章◉高齢期の難聴
第5章◉難聴者・中途失聴者の心理臨床的理解
第6章◉聴覚障害児における心理臨床的問題
第7章◉難聴者の情報保障
おわりに
年をとれば聞こえにくくなるのは仕方ないことなのか。聴覚障害者=手話という誤解。難聴を自覚するまでの葛藤やあきらめ。まちがった「支援」や対応はなぜ生じるのか。難聴と中途失聴当事者の立場からの研究が、目に見えない「きこえにくさ」の問題を明らかにする。
難聴者の心理学的問題を考える会
難聴を研究テーマとする研究者・自ら難聴を持つ研究者が集い、2011年につくられた研究会。臨床心理学・社会心理学・発達心理学・認知心理学など幅広い分野から参加され、日本心理学会の学会大会で自主ワークショップや公募シンポジウムを重ねてきた。