無言館はなぜつくられたのか
著 者 | 野見山 暁治・窪島 誠一郎 |
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ISBN | 978-4-7803-0363-6 C0095 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 216頁 |
発行年月日 | 2010年06月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
それは、戦争の影を引きずる二人の出会いから始まった。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」はなぜできたのか、遺作はどのように集められたのか...二人の出会い、遺族を訪ねる全国行脚、画学生の往時の姿などを通じて、そこに秘められた戦争と戦没者への深い想いが浮かび上がってくる。
まえがき
第一章 還らなかった画友たち
第二章 喪われたカンバス
第三章 遅れてきた「傍観者」
第四章 戦没画学生との出会い
第五章 無言館とは何か
終 章 二人の今、これから
対談をおえて(野見山暁治)
対談のあとで(窪島誠一郎)
投稿者:女性・66歳・無職
評価:☆☆☆☆
旭川で「無言館」展をみ、窪島氏の講演をきき、更に懇親会でお話をきけ、その上でこの本を読みました。とてもとても伝わって参りました。野見山さんのことも知りたい気持ちであふれていました。
投稿者:女性・52歳
評価:☆☆☆☆
20年以上前(?)から、無言館(名前はなかったけれど)の設立の展望話は耳にし、実現すれば、どんなにすばらしいかと思っておりました。その経緯が本として読めるというのは、とてもありがたいことです。感謝。
野見山 暁治
洋画家、文化功労者、元東京芸術大学教授。日本エッセイスト・クラブ賞受賞、芸術選奨文部大臣賞、福岡県文化賞、毎日芸術賞受賞
窪島 誠一郎
1941年、東京生まれ、父親は小説家の水上勉。戦没画学生慰霊美術館「無言館」「信濃デッサン館」館長、作家。『「無言館」ものがたり』(講談社、サンケイ児童出版文化賞)を始め、太平洋戦争に出征した画学生や夭折した画家の生涯を追った著作、父との再会や晩年を語る多くの作品で知られる。