民主主義の育てかた
現代の理論としての戦後教育学
編著者 | 神代 健彦 |
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ISBN | 978-4-7803-1172-3 C0037 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 272頁 |
発行年月日 | 2021年07月 |
価 格 | 定価(本体価格2,600円+税) |
ジャンル |
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わたしたちの教育学をつくるために
政治や経済に翻弄される今日の教育の混迷を「戦後教育学」は解くことができるのか。ポストモダン後の批判をふまえつつ、新世代の研究者が発達・行政・地域などそれぞれの専門領域から解読した民主主義のための教育理論。
第1部 「公」教育の理論
第1章 「国民の教育権」論
第2章 「私事の組織化」論
第3章 「地域と教育」論
第4章 公害教育論
第5章 青年期教育論
第2部 価値論の復権
第6章 発達論
第7章 教育的価値論
第8章 民主教育論
第9章 障害児教育論
戦後教育学は「身内」の理論だったのか? 批判者だけでなくフォロワーも、それを誤読していたのではないか? 継承者の次世代にあたる研究者が、現代の理論研究および今日の教育・学校の現実に立って読み解く「戦後教育学」論のスリリングな読後感を、ぜひ味わっていただきたいと思います
ポストモダンの研究動向のなかで「要らないもの」とされてきた「戦後教育学」理論は、身内に閉じられた党派的な言説にすぎなかったのか? 批判する側・擁護する側のこれまでの理解を乗り越え、新世代の教育学研究者たちが現代に役立つ理論として位置づける「戦後教育学」という遺産。
神代 健彦
京都教育大学教員。専門は教育学・教育史。研究テーマは戦後日本の教育学史、道徳教育論、教育批評。