お知らせ

『営業より

13歳からの気候変動適応

今年も昨年に増して暑い夏がやってきます。
地球温暖化への対策として世界全体で温室効果ガスの削減が叫ばれる一方、排出量は過去最高を記録し、抜本的な解決策が見いだせていないのが現状です。さらに言えば、仮に今すぐ温室効果ガス排出をゼロにできたとしても地球温暖化は今後数十年続くと予測されています。つまり、当面は気候変動を「止める」ことができないのが冷徹な現状です。
7月に刊行される『13歳からの気候変動適応 暑い時代を生きる』では、いまを生きる子どもたちが直面している「気候危機」という厳しい現実に誠実に寄り添い、共に未来を切り拓くための「生きる知恵」を授ける一冊です。1年の半分は熱中症リスクがあり、外で遊ぶことさえ命がけとなった現代。本書は単に温暖化の仕組みを解説するにとどまらず、熱中症や感染症、農作物の不作、さらには「気候不安」という心の問題まで、日常に忍び寄る影響を多角的に描き出します。
最大の特徴は、現状に絶望せず「適応する」という新しい武器を提示している点です。「気候変動適応」とは、変わってしまった世界で被害を最小限に抑えるために、地域や個人、制度を備える取り組みのこと。本書では、パリの街づくりや学校の断熱ワークショップ、家庭での「雨庭」づくりなど、防災・食・地域社会に直結する具体的なヒントを満載しています。
さらに、この取り組みを単なる環境や技術の問題としてだけでなく、公正さや社会のあり方の問題として捉え直す視点も提示。注目の概念「気候変動適応」を子どもから大人まで分かりやすく解説した入門書です。変わってしまった世界で、わたしたちは何を選び、どう生きるのか。より良い社会を再構築するための道標となる一冊です。