天皇財閥・象徴天皇制とアメリカ
著 者 | 涌井 秀行 |
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ISBN | 978-4-7803-1243-0 C0031 |
判 型 | A5判上製 |
ページ数 | 246頁 |
発行年月日 | 2022年10月 |
価 格 | 定価(本体価格2,700円+税) |
ジャンル |
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日本資本主義の成立と発展の歴史を縦軸に戦前から戦後への絶対主義的天皇制から象徴天皇制への変化とアメリカの支配を横軸において分析した新しい試み。インターネットの原理に21世紀の社会主義の萌芽を見いだした論考も掲載。
第1章 戦前日本資本主義の軍事的=半封建的構成の成立・展開・帰結
第2章 天皇財閥と戦前日本資本主義
第3章 戦後日本を覆うドームのごときアメリカ=象徴天皇制
第4章 戦後日本を覆うドームのごときアメリカの権威=権力
第5章 アメリカ株価資本主義と世界金融反革命
第6章 インターネットの編成原理と21世紀社会主義
日本資本主義分析の上で、天皇制を独自に位置づけ、天皇制が日本の資本主義を支える独自の役割を果たしてきたことを実証します。さらに地球環境破壊が顕在化し、資源と環境の有限性を前提とした価値観へのパラダイムシフトが急速に進む現代社会において、「分散・共有・公開」という編成原理を持つインターネットが発展する現況に新たな社会主義の萌芽を見ます。講座派の伝統を受け継ぎ、日本資本主義分析を研究してきた著者の集大成といえる書籍です。
涌井 秀行
元明治学院大学教授