抑止力を問う
元政府高官と防衛スペシャリスト達の対話
著 者 | 柳澤 協二 |
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ISBN | 978-4-7803-0392-6 C0031 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 224頁 |
発行年月日 | 2010年10月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
普天間問題で異論続出!
柳澤協二。防衛省運用(作戦)局長、防衛研究所(防衛庁付属)所長を経て、小泉内閣から麻生内閣まで、内閣官房長官補として安全保障を指揮した。
その男が、抑止力をたてに海兵隊を沖縄に押し付ける議論に叛旗を翻す。日米同盟は大切だ、在日米軍も必要だ、しかし、海兵隊はどこにいても動かせる部隊だ。なのに、なぜ、沖縄でなければならないのか。そんなことを許しては日米関係がおかしくなる。
柳澤の呼びかけを受け、防衛研究所の六人のOBが、柳澤と対話する。
まえがき
1 抑止力の意味と日本の防衛政策
2 冷戦終了後の核抑止力の行方
3 「リベラル抑止」という考え方
4 海兵隊の沖縄駐留問題を論じる
5 日本独自の安全保障を構想する
6 冷戦後のNATOと日米関係
あとがき
柳澤 協二
東京大学法学部卒。防衛庁に入庁し、同運用局長、防衛研究所所長などを経て、2004年から2009年まで内閣官房副長官補(安全保障担当)。現在、防衛研究所特別客員研究員。