「原爆症」
罪なき人の灯を継いで
著 者 | 郷地 秀夫 |
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ISBN | 978-4-7803-0103-8 C0036 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 104頁 |
発行年月日 | 2007年05月 |
価 格 | 定価(本体価格1,000円+税) |
ジャンル |
著者は、医師として30年余り被害者に寄り添い、その心と体に刻まれた原爆の傷を看続けてきた。そのなかで出会った被爆症患者たちの、過酷な被爆の実相と、その苦しみと闘いながら生き抜いてきた姿を描く。また、原爆症認定集団訴訟の証言台に立った医師として、原爆症の何たるかを説き、国の冷徹な認定基準を告発する。そこには、医師であるがゆえに、誰にも言えなかった被爆者たちの心の奥底からの叫びが聞こえてくる。
プロローグ
第一章 被爆者から引き継ぐ灯
第二章『原爆症』とは
第三章 厳しく、あいまいな認定基準
第四章 ABCCの影
第五章 原爆症認定集団訴訟の支援の中で
エピローグ
郷地 秀夫
1947年、広島県賀茂郡西条町(現東広島市)に生まれる。
1973年、神戸大学医学部卒業後、精神科、神経内科、リハビリテーション科、一般内科、穏和医療等に携わりながら、被爆者医療に取り組んできた。
2003年から神戸健康共和会・東神戸診療所所長。