『営業より』
昨年の12月3日に非常戒厳を宣布したユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領。非常戒厳は、国会からの解除要求を受けてわずか4日で解除され、ユン・ソンニョル大統領は、内乱首謀の疑いで逮捕されました。この事件は、日本でも各新聞が1面で大きく報道し、多くの方がご存じのことと思います。
食やエンターテイメント、文学などを通して韓国を知っている人はたくさんいるでしょう。でも韓国の政治や民主主義の現状についてはどうでしょうか?
1948年に国が南北に分断され、1960年代にはクーデターがあり、辞めた大統領が逮捕されたり自殺したり。今回の非常戒厳にしても、実際のところはどうなのか、よくわからないという方も多くいると思います。
本書では、韓国のユン・ソンニョル大統領が戒厳にいたった背景と、それに対する市民社会の抵抗、最終的な大統領弾劾に至る過程を詳細に記載しています。
戒厳を阻止する力となった韓国の市民運動は、軍事政権への抵抗から始まり、環境、人権、ジェンダー平等など多様な課題に取り組む形で発展してきました。そうした過程を1980年の光州事件、1987年の民主化宣言、1990年代の市民運動の登場、1994年参与連帯の結成、2000年代以降のろうそく集会、2020年代の広場の政治といった市民運動の歴史をたどりつつ、韓国問題の専門家である著者がわかりすく解説します。
近くて遠い国、韓国の内実や日韓関係に興味のある方におすすめの書です。
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