トークイベント第2弾開催
「三田平凡寺という奇跡ーその磁力と素晴らしき仲間たち」

 
非凡の人 三田平凡寺

荒俣宏×夏目房之介×藤野滋が鼎談
千社札、招き猫、骸骨など、身の回りの珍品を蒐集する趣味人たちを集め、開かれた文化ネットワーク「我楽他宗」を創設した大正、昭和の奇人・三田平凡寺とは何者なのでしょうか。
 
 「なんとしてもその全貌を知りたい衝動に駆られる」(荒俣宏)
 「じつにあやしげな周縁性、境界性の魅力を放っている」(夏目房之介)
 「100年前、近代が持つ可能性をいち早く実現してしまった」(安藤礼二)
 
現代の賢哲たちが注視してやまない平凡寺は、幼いころに聴力を失いますが、驚くべき「磁力」で国内外の趣味人、文化人を引き寄せます。ものを愛する趣味の一点で身分、性別、国籍の壁を軽々と越え、オープンで国際的な趣味家集団である我楽他宗をつくりました。
加わった仲間たちは、大工や料理人から学者、貴族まで幅広く、女性も参加しました。さらに、版画家の板祐生、彫刻家の河村目呂二、陽咸二らのアーティストや、ポーランド人芸術家ステファン・ルビエンスキー、インド人陶芸家グルチャラン・シング、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンド夫妻ら外国人も加わりました。外国人メンバーの多くは、西洋と東洋の智の融合を目指す神霊思想「神智学」の実践者でもありました。
平凡寺自身は、小学校3年通学を全学歴としたアウトサイダーです。しかし、日本画や狂詩を学びながら幅広い教養と弱者への共感を身につけます。「家相看」を稼業としながら、自宅天井裏を「廃物堂」と名付けて土俗神や骸骨、張形などを並べ、輸入したローラースケートを楽しみ、関心は宇宙にまで達しました。
著者の荒俣宏さん、夏目房之介さんが蒐集家の藤野滋さんとともに、三田平凡寺の魅力やダイバーシティが問われる現代に刺さる我楽他宗のメッセージについて語り合います。

◉開催概要
日時|2024年8月8日(木) 18:40開場 19:00開演
会場|紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース
参加費(チケット制)| 1,500円
主催|紀伊國屋書店:かもがわ出版
共催|多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所


申込・受付
2024年7月8日(月)より、チケットサイトPeatixにて、「参加チケット」を販売いたします(先着40名)。お申し込みにはPeatixのアカウントが必要です。
お申し込みはこちら(Peatixサイトが開きます)>>
当日は、開演20分前の18:40より受付を開始いたします。
会場受付にてPeatixアプリのチケット画面をご提示のうえ、お好きなお席にご着席ください。
トーク終了後、サイン会を開催いたします。対象書籍は会場で販売いたします。


ご案内
*お席は自由席です。
*サインは前方のお客様から係員がご案内いたします。
*お客様のご都合や交通機関の遅延により集合時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
*お申し込み後、お客様都合でのキャンセル及び払い戻しはいたしかねます。
*天災などの不測の事態により、イベントを中止する場合がございます。


●鼎談者プロフィール

荒俣 宏(あらまた・ひろし)
1947年、東京都生れ。作家、博物学・神秘学・妖怪学研究家、京都国際マンガミュージアム館長。慶應義塾大学卒業後、会社勤務の傍ら、雑誌「幻想と怪奇」を編集。1987年、百科事典の編集助手をしながら書いた『帝都物語』が日本SF大賞受賞。1989年、『世界大博物図鑑第2巻 魚類』でサントリー学芸賞受賞。近著に『福翁夢中伝』(上下)など。
 

夏目 房之介(なつめ・ふさのすけ)
1950年、東京都生まれ。青山学院大学卒。漫画批評家、漫画家。父方の祖父が夏目漱石、母方の祖父が三田平凡寺。1972年、作品「まんが」を『黒の手帖』に発表して漫画家デビュー。漫画批評で1999年、手塚治虫文化賞特別賞を受賞。2008年から学習院大学大学院教授を務めた。著書に『手塚治虫はどこにいる』など。
 

藤野 滋(ふじの・しげる)
1956年、滋賀県生まれ。愛媛大学卒。三田平凡寺資料蒐集家。藤野商事株式会社代表取締役、近江郷土玩具研究会代表。彦根市立図書館が所蔵していた高橋狗佛の犬玩具コレクションの整理を2007年に手掛け、狗佛が加わっていた我楽他宗と出会い、関連資料を集める。ほかに玩具、千社札、宝船などを多数蒐集。
 

*編著者チャプコヴァー・ヘレナさんのビデオメッセージも紹介予定です。
チャプコヴァー・ヘレナ(Helena Čapková)
1981年、プラハ生まれ。立命館大学グローバル教養学部准教授。チェコ共和国・カレル大学哲学部日本学科・美術学院卒、ロンドン芸術大学TrAIN研究センターで博士号取得。編著書に『日本におけるアントニン・レーモンド—1948-1976』など。