協働の子育てと学童保育

協働の子育てと学童保育

共同学童保育で育つ札幌の子どもたち

著 者

宮崎 隆志

ISBN

978-4-7803-0388-9 C0037

判 型・

A5判

ページ数

200頁

発行年月日

2010年10月

価 格

定価(本体価格1,600円+税)

ジャンル

保育・子育て

放課後の子どもの発達を支え、親の就労を保障する取り組みから生まれた共同学童保育所。地域に根ざし、一人ひとりの子どもに深くかかわった実践と、保護者が運営する協働事業の展開のなかに、子育て危機の時代の希望をみる。

はじめに 子育て危機と学童保育
第1部 ■共同学童保育の現場から
 序章地域のなかで育つ子どもたち
 1章六年間の軌跡ー学童保育で育つ子どもたち
 2章子ども・家族を協働で支える
 3章子どものからだの発達と外あそび
 4章子ども集団の育ちーおとまり会の取り組み
 5章障がいのある子の放課後生活
第2部 ■協働で育つ希望
 1章子育てを支える学童保育の父母会
 2章実践のなかで育つ指導員
 3章札幌市における学童保育の歴史と課題
 4章人が育ちあうコミュニティー共同学童保育の現代的意義

放課後の居場所に必要なのは、安全・安心だけではない。プラスアルファを追求し、札幌に花開いた共同学童保育所の魅力と可能性を、現場からの10のレポートと研究成果から具体的に知ることができる。
 
どうしても学童保育が必要なんですーーそんな願いをもつ親たちが、放課後の子どもたちの発達を保障する場所としての共同学童保育所を、札幌にいくつもたちあげた。しょうがい児学童保育・外遊びなどダイナミックな実践は〝共同学童〟ならではの魅力。

宮崎 隆志
北海道大学大学院教育学研究院教授。子ども発達臨床教育センター子ども支援部門。労働者協同組合、青年のひきこもり、子育て協働などをテーマに、国内外で調査・研究を進めている。