ノンアスベスト社会の到来へ

ノンアスベスト社会の到来へ

暮らしの中のキラーダストをなくすために

編著者

石綿対策全国連絡会議・中皮腫・じん肺・アスベストセンター

ISBN

978-4-87699-845-6 C0036

判 型

A5判

ページ数

128頁

発行年月日

2004年11月

価 格

定価(本体価格1,200円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

ノンアスベストへのこれからの取り組み
殺人粉じんと呼ばれるアスベストで深刻化している健康被害。様々な立場からの現状報告とノンアスベストへのこれからの取り組みを。

発行にあたって
はじめに アスベスト(石綿)をめぐる世界の動き
第1章 「アスベスト」とは——日本のアスベスト使用状況と原則禁止
第2章 アスベストによる病気について
第3章 アスベスト関連疾患の将来予測
第4章 患者と家族からの報告
第5章 具体的な被害事例の紹介
第6章 建設現場の取り組み
第7章 今後も終わらぬ吹き付けアスベスト問題
第8章 アスベスト含有建材の問題点
第9章 アスベストによる環境汚染と阪神大震災後のアスベスト飛散
第10章 アスベストの除去工事とアスベスト廃棄物の現状
第11章 継続するアスベスト使用の危険性
第12章 アスベスト原則禁止に伴う代替品について
第13章 未来のために、アジアへの被害の移動を許さないために
おわりに

原田 正純(熊本学園大学教授)
キラーファイバー(人殺し繊維)とかキラーダストとなぜいわれるのか。
危険なキラーダストに囲まれた現世に私たちが生活していることを知る。この本にはノンアスベストの流れを見つめ、世界の流れに遅れないように、そして他国にも迷惑をかけないように、そして、私たちの子孫のためにノンアスベストの声を共にあげるための戦略がある。

石綿対策全国連絡会議
1987年11月14日に市民団体と労働組合が連携して結成。アスベストによる健康被害・環境破壊をなくすために、情報の収集と提供、シンポジウム、集会、そして各方面への要請等を行っている。
 
中皮腫・じん肺・アスベストセンター
2003年12月1日結成。アスベスト関連疾患である悪性中皮種や肺がん、アスベスト肺の被害者や家族の全国的相談窓口を開設している。アスベストに関する環境測定、調査、研究も実施している。