フィンランド 育ちと暮らしのダイアリー

フィンランド 育ちと暮らしのダイアリー

著 者

藤井ニエメラみどり・髙橋 睦子:解説

ISBN

978-4-7803-0920-1 C0036

判 型

A5判

ページ数

228頁

発行年月日

2017年08月

価 格

定価(本体価格1,800円+税)

ジャンル

保育・子育て

フィンランドに暮らす著者が、子育てや異国で働く日々を綴る。学力のみが注目されるが、教育機会の平等など、日本社会を照らし出す。
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「日本とフィンランド、子育てするならどちらがいい?」
とてもひと言では答えられません。ただ、フィンランドでの子育てに、私は非常に満足しています。ここで生きていることが心地よく、ここで子どもを育てることに安心を覚え、自分たち家族が社会に支えられていることを感じながら、私は確かに生活しています。この本は、そんな私の日々の暮らしのなかでの記録です。私の綴るエピソード一つひとつの背景にあるフィンランド社会の仕組みや歴史を高橋睦子先生が専門的に解説してくださっています。
「世界でトップレベルの学力の要因は?」
フィンランドの教育の強さの根本にあるものは、なんと言っても、「教育の平等性」です。教育政策では、すべての子どもたちに教育を受ける平等な機会を提供することを原則としています。就学前教育、基礎教育、後期中等教育を通して、授業料や給食費は一切かかりません。特にすべての6 歳児を対象とした就学前教育、義務教育においては、教科書や教材、文具や筆記用具なども、無料で提供されます。

藤井ニエメラみどり
タンペレ市在住・3児の母、学校指導補助員
 
髙橋 睦子
吉備国際大学保健医療福祉学部教授。大阪外国語大学デンマーク語科卒業。外務省(語学専門職)勤務後、フィンランド・タンペレ大学で博士号取得。専門は、社会福祉・社会政策。

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