ネウボラ フィンランドの出産・子育て支援
著 者 | 髙橋 睦子 |
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ISBN | 978-4-7803-0812-9 C0036 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 120頁 |
発行年月日 | 2015年12月 |
価 格 | 定価(本体価格1,400円+税) |
ジャンル |
ネウボラ=アドバイス(neuvo)の場所
妊娠から就学前まで、「ネウボラおばさん」とも呼ばれ親しまれている保健師が、母子と家庭全体をサポートするワンストップ地域拠点の制度です。利用者中心で、個別対応・対話と信頼・担当専門職の継続した支援などを特色とするネウボラは、ほぼ全員の妊婦・出生児とつながり、リスクや問題の早期発見・予防・早期支援を可能にしています。
今、日本政府は、この制度に着目し、「日本版ネウボラ」(妊娠・出産包括支援)の全国展開へと方向性を打ち出し、2015年度は、各地の自治体約180カ所に広がりつつあります。
日本ではじめて、ネウボラをわかりやすく解説する本書を母子保健や子育て支援に関わる行政職員・市民のみなさんにお届けします。
育児パッケージ
赤ちゃんの衣類やふとん、、ほ乳びん・おむつなど40点以上が、ベットにも使える箱に詰められています。母親手当の1つで、現金(約1万9000円)とどちらかを選べます。所得制限はなく、ネウボラにつながる動機づけに有効、出産・子育てへの分け隔てのない祝福のシンボル、納税の還元が実感できるしくみ。
髙橋 睦子
吉備国際大学保健医療福祉学部教授。大阪外国語大学デンマーク語科卒業。外務省(語学専門職)勤務後、フィンランド・タンペレ大学で博士号取得。専門は、社会福祉・社会政策。