樋口一葉、幸田露伴の代表作を読み直す
転換期の女性と男性、江戸と東京のはざまで
著 者 | 小森 陽一 |
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ISBN | 978-4-7803-1129-7 C0395 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 112頁 |
発行年月日 | 2020年12月 |
価 格 | 定価(本体価格1,200円+税) |
ジャンル |
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読み直し文学講座
明治を代表する女性作家樋口一葉の時代に翻弄される男女を描いた『にごりえ』、幸田露伴の日本近代小説初の芸術家小説『五重塔』を読み直す。
《樋口一葉『にごりえ』》
第Ⅰ章 日清戦争期の東京に翻弄される女と男
第Ⅱ章 「産む性」と「産まない性」に差別化された女性たち
《幸田露伴『五重塔』》
第Ⅰ章 芸術家小説としての『五重塔』
第Ⅱ章 幸田露伴が近代日本に手渡そうとした江戸の精神
小森 陽一
1953年東京生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授を経て東京大学教授。専攻は日本近代文学。2004年6月に結成された「九条の会」事務局長。