中山道追分茶屋物語
家族史・高砂屋盛衰記
著 者 | 土屋 十圀 |
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ISBN | 978-4-7803-0919-5 C0095 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 208頁 |
発行年月日 | 2017年05月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
家族史・中山道追分宿の盛衰から近現代をのぞく
中山道追分宿は江戸時代、通行の要所であり幕末から明治維新にかけて大名・商人らの往来、皇女和宮の降嫁、明治天皇の北陸巡行の大事に直面してきた。本陣、旅籠、茶屋がそれを支え、さらに、近隣農民は彼らの旅を支援する助郷制度に組み込まれてきた。飯盛り女と呼ばれる遊女がいて民謡文化も生まれた。しかし、明治の近代化は陸蒸気の出現で、華やかな街道筋は一変し宿場は衰退する。旅籠、茶屋は移転を果たすが、続く世界大戦で壊滅的な打撃を受ける。茶屋・高砂屋の盛衰を通して近現代史の桎梏を生きた姿から社会に問題を提起する。
第1部 明治維新と中山堂追分宿
第2部 大戦下を生き抜く
土屋 十圀
前橋工科大学名誉教授。河川環境工学を専門。