ロスジェネ 第3号
編著者 | ロスジェネ編集委員 |
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ISBN | 978-4-7803-0285-1 C0336 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 112頁 |
発行年月日 | 2009年06月 |
価 格 | 定価(本体価格1,000円+税) |
ジャンル |
世界恐慌の中で職を失った恋人の中ではケンカも増えたという。若者の四分の一が未婚の時代に、愛までは奪わせないという叫びを特集。
特集 それでも生きたい、愛したいッ!!
エロスジェネ宣言
対談 究極のエロスを探して
黄金咲ちひろ(開運マルチタレント)×増山麗奈
アンケート ロスジェネ世代の恋愛観
ルポ 大分キャノン・派遣カップル 藤田和恵
解説 さよなら家父長制 増山麗奈
漫画 お届けものです
第二特集 韓国88万ウォン世代とロスジェネ
世界の窓 インタビュー 中国アートバブルとは何だったのか
戦後のイラクアート
論文「ポップ・アート」から「デモ・アート」へ
ーロスジェネ的芸術とは何か?
ロスジェネ編集委員
赤木 智弘
フリーライター。1975年栃木県生まれ。フリーターとしてコンビニで働きながら執筆活動をおこなう。昨年「『丸山眞男』をひっぱたきたい。31歳フリーター。希望は、戦争。」で論壇にデビュー。
浅尾 大輔
作家・本誌編集長。1970年愛知県生まれ。名古屋大学法学部卒。3月まで全国労働組合総連合(全労連)傘下の有力組合で非常勤職員の組織化を担当。2003年小説「家畜の朝」で新潮新人賞を受賞。元「しんぶん赤旗」記者。
杉田 俊介
ライター・介護労働者。1975年神奈川県生まれ。法政大学大学院で日本文学を専攻。アルバイトを転々とした後、川崎市で障害者サポートNPO法人勤務。現在、ヘルパーとして障害者福祉の仕事にあたる。
雨宮 処凛
作家。1975年北海道生まれ。21歳で右翼団体に入会し、愛国パンクバンド「維新赤誠塾」を結成、ボーカルをつとめる。2000年『生き地獄天国―雨宮処凛自伝』で作家デビュー。右翼団体をやめ、現在はプレカリアート(不安定層)の問題を精力的に取材、執筆、運動中。『生きさせろ!』でJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞受賞。
萱野 稔人
津田塾大学准教授。1970年生まれ。2003年パリ第十大学大学院修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員をへて、現職。国家・資本主義・暴力について論 じた『国家とはなにか』で注目される。
紙屋 高雪
マンガ評論家。1970年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。サラリーマン生活の傍ら、ウェブで漫画を中心に文化・社会・政治にわたる評論活動を展開。
大澤 信亮
批評家。1976年東京都生まれ。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修士修了。現在、大妻女子大学短期大学部非常勤講師。有限責任事業組合フリーターズフリー組合員。本作は久々の小説。
増山 麗奈
画家。1976年千葉県生まれ。東京芸術大学油画科中退。反戦アート集団「桃色ゲリラ」主宰。世界を変える表現を求め、絵、パフォーマンス、執筆と多才に活躍する。日本、韓国、ドイツなどで個展、グループ展を多数開催。
アポロ
1973年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中より、ボーカリストKunikoとのユニットで、NHKソ リトンを始めとして、テレビ出演多数。2004年より、namiとのユニット、ミラク ルフルーツとして都内ライブハウスを中心に活動。08年より、活動の基軸を教育業界に移す。生涯のテーマは、「真の普遍とは」。
大屋 定晴
大学講師。1973年生まれ。社会運動論、社会思想、経済思想専攻。世界社会フォーラムなど、新自由主義的グローバル化への国際的抵抗運動を主に研究。
タケトン
首都圏青年ユニオン委員長。
渥美 二郎
作家。1968年静岡県生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。01年「ゴールタッチ」で民主文学新人賞受賞。娘との二人暮らしを最大のネタに執筆を続けている。現在、静岡県在住。演歌歌手とは同姓同名の別人である。
石井 逸郎
弁護士。1969年北海道生まれ。京都大学法学部卒。東京・ウェール法律事務所所属。