鶴見俊輔とフランソワ喫茶室
京都・戦前・反ファシズムの経験
| 著 者 | 森 まゆみ |
|---|---|
| ISBN | 978-4-7803-1460-1 C0021 |
| 判 型 | 四六判上製 |
| ページ数 | 272頁 |
| 発行年月日 | 2026年12月 |
| 価 格 | 定価(本体価格2,400円+税) |
| ジャンル |
Salon de the Francois
京都の反ファシズム統一戦線の文化誌「土曜日」、それを支援したフランソア喫茶室に集う人々・・・
暗い時代の体験を継承し、反戦の思いを新たにする。
推薦:藤原辰史(京都大学人文科学研究所教授)
薄くなる空気から逃れて、体に自由を浸せる場所。偶然の積みかさなりから、可能性が醸成される場所。あらがう人びとが、通い、集い、託す。京都の街の真ん中の、小さな喫茶室の物語。
※『土曜日』:京都の反ファシズム統一戦線の文化誌。『世界文化』を刊行していた中井正一・久野収らは、滝川事件後、フランス人民戦線の機関紙『Vendredi(金曜日)』に倣い、新聞の刊行を企画、能勢克男と協議。俳優・齋藤雷太郎はミニコミ誌『京都スタヂオ通信』を刊行していたが書き手不足に悩む。この両者が話し合った結果、『京都スタヂオ通信』の続刊として『土曜日』が生まれ、京阪神地域の喫茶店で販売された。テーマは「生活に対する勇気」「精神の明晰」「隔てなき友愛」
第一部 鶴見俊輔はなぜ「土曜日」と「フランソア」にこだわるか
第二部 「土曜日」と「フランソア」を探して
第三部 鶴見俊輔と共振するもの
森 まゆみ(もりまゆみ)
作家・編集者。明治学院大学国際平和研究所研究員。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学新聞研究所修了。1984年地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊、94号で終刊。『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞、『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学賞、『「青鞜」の冒険 女が集まって雑誌をつくるということ』で紫式部文学賞を受書。ほかにサントリー地域文化賞、建築学文化賞など。『暗い時代の人々』(亜紀書房、のち朝日文庫)など著書多数。

