アラブ革命への視角
独裁政治、パレスチナ、ジェンダー
著 者 | 平井 文子 |
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ISBN | 978-4-7803-0530-2 C0031 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 176頁 |
発行年月日 | 2012年04月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
アラブ史上初めての快挙!!何故か!?どうなるのか!?
素手の民衆が立ち上がって権力を倒したアラブ史上初めての快挙「アラブの春」。〈自由と尊厳〉という人として譲ることのできない価値を求め、〈社会的校正〉を実現するたたかいだ。
そのメッセージは世界中の人びとの心をとらえ、いま、アメリカ、ヨーロッパでも新しいタイプの抗議行動が起きている。本書は、アラブ民衆革命の背景を、歴史・政治・経済・社会・文化・宗教・ジェンダー等多角的視点から、わかりやすく、総合的に把握する試みである。
1章 堪忍袋の緒が切れたー自由と公正を求めて
2章 穏健イスラームとは何かートルコ・モデル
3章 ヴェールは女性のしなやかな武器?ー変貌するイスラーム社会
4章 中東石油は誰のものか
5章 「アラブの春」はパレスチナ問題を動かすか
平井 文子
早稲田大学第一文学部卒業。アジア・アフリカ研究所所員。アジア・アフリカ語学院、千葉大学、法政大学等で講師を歴任。2003〜04年日本学術振興会カイロ研究センター所長。現在、獨協大学講師。