生みの親を知らない子どもがおとなに聞きたいこと

生みの親を知らない子どもがおとなに聞きたいこと

著 者

ファニー・コーエン=エルレム:著

安發 明子:訳

ISBN

978-4-7803-1440-3 C0036

判 型・

A5判

ページ数

180頁

発行年月日

2026年06月

価 格

定価(本体価格2,200円+税)

ジャンル

保育・子育て

フランスの児童精神科医がこたえる
さまざまな理由から「生みの親」を知らない子どもたちが増えていく日本社会。
フランスの養子縁組制度に深くかかわる児童精神科医の著者が、「生みの親」を知らない子どもたちに必要なケアと、自身で家族の物語を紡いでいく上で大切なことを、子どもの目線で語る。
日本の読者向けに行った著者インタビューを追加収録。
施設にいたり里親と暮らす子ども、養子縁組した子ども、離別した親がいる子どもたちへ。子どもと一緒に暮らす親、専門職へ。
生みの親を知らない子どもたちが開花していくための対話

第1章 養子縁組について理解する
第2章 子どもたちからの質問に答える
第3章 いくつかの大切なこと 講演より
第4章 ファニー先生への質問 日本の読者のために
    ライフストーリーワーク専門家・徳永祥子によるインタビュー

子どもの育ちを支える責任は国にあることを前提に、子どもを育てられない親から離れて育つ子どものために、社会はおとなは何ができるのか。
新しい家族の物語を紡いでいくために必要な対話がここに。

ファニー・コーエン=エルレム(ふぁにーこーえんえるえむ)
養子縁組を専門とする児童精神科医。発表した多くの著作が、フランスの養親認定ガイドラインに引用されている。フランス中央当局、国際社会事業団、国境なき医師団などで職員研修を中心に活動。在宅教育支援、養子縁組前後の支援などに携わっている。
 
安發 明子(あわあきこ)
フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島県生まれ。小学校時代4年間をスイスで過ごし、スイスの小学校に通う。一橋大学社会学部卒業。学生時代に学習ボランティアとして訪れた児童自立支援施設で衝撃を覚え、全国とスイスで児童保護分野の機関のフィールドワーク調査を行い、日本とスイスの子どものライフヒストリーを描いた『親なき子』(島津あき、金曜日)を出版。
生活保護ワーカーとして働いたのち2011年渡仏。フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学科修士、社会学修士。
フランスで妊娠出産をし、日本人の夫、6歳の娘と暮らす。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本に発信を続けている。すべての子どもたちがしあわせな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会をめざして活動している。日本からの視察や調査のコーディネートや通訳、オンライン講演も多数。

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