いつか雨はあがるから
支えあう「非行」と向き合う親たちの中で
著 者 | 能重 真作・浅川 道雄・春野 すみれ |
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ISBN | 978-4-87699-800-5 C0037 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 216頁 |
発行年月日 | 2004年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
いま、親と子の関係を問い直す
わが子の非行に直面し、すがる思いで「会」を訪ねた親たちが、支え合いの中で親として自立していった。親と子の関係を問い直す一冊。
まえがき ……… 3
第一章 「非行」と向き合う親たちの会 9
一 「親たちの会」の誕生 ……… 10
二 「親たちの会」の歩みから ……… 24
三 全国に広がる ……… 35
四 「非行」を考える全国交流集会 ……… 45
第二章 「向き合う」ということ—親たちの自分探し 69
一 少女たち、母親たち—居場所 ……… 74
二 どうせこんなオレなんか ……… 91
三 実は私、教師です ……… 104
四 この線を越えたらおしまい? ……… 113
五 「共感」できる関係から ……… 134
第三章 たしかな手応え—「親たちの会」が示すこと 143
一 語ることで心を解き放つ ……… 146
二 自助グループが持つ相互教育力 ……… 152
三 親が変わり、子どもが変わるプロセス ……… 158
四 「非行」と向き合う中で見えてきたこと ……… 163
第四章 現代社会と「親たちの会」の役割 167
一 「親たちの会」の社会的役割 —新しい形のコミュニティ……… 168
二 現代社会と少年非行 —厳罰化で打開できるのか……… 186
あとがきにかえて ……… 204
装 幀 上野かおる
イラスト 九重加奈子
能重 真作
1933年、千葉県生まれ。1995〜88年、中学教師。現在、教育評論家、國學院大學講師、「非行」と向き合う親たちの会代表、NPO法人非行克服支援センター理事長、不登校問題を抱える東葛の会世話人。
浅川 道雄
1931年東京生まれ。学習院大学哲学科卒業。1956年から1992年まで東京家庭裁判所に少年係調査官として勤務。現在、日本子どもを守る会副会長、「非行」と向き合う親たちの会副代表、NPO法人非行克服支援センター副理事長。
春野 すみれ
埼玉県生まれ。「非行」と向き合う親たちの会事務局長。NPO法人非行克服支援センター副理事長・事務局長。