母と子への贈物
ジブリ宮崎作品にこめられた思い
著 者 | 光元 和憲 |
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ISBN | 978-4-7803-0670-5 C0011 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 232頁 |
発行年月日 | 2013年12月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
ジブリ宮崎駿作品には、子育てのヒントが一杯!
5編の長編アニメから読み解く、思春期を生きる子どものすこしばかりせかされた自立と、親・教師の言葉かけ。
そこには宮崎監督の「母と子の和解」への思いが込められていた。
第一章 『となりのトトロ』――子どもたちへの言葉のプレゼント
第二章 『おもひでぽろぽろ』――トラウマとその癒し
第三章 『千と千尋の神隠し』――湯婆婆が千尋に教えたこと
第四章 『崖の上のポニョ』――母との和解
第五章 『借りぐらしのアリエッティ』――ファンタジーによる救い
第六章 宮崎駿の追う二つのテーマ――まとめに代えて
投稿者:女性・56歳・教員
評価: ☆☆☆☆
2歳半の長男の成長が標準より遅れていて悩んでいました。発達障害の可能性を医者に否定も肯定もされず、毎日モンモンと苦しんでいました。この本を本屋で読んだ時、涙が出てしまいました。帰って主人に息子が他の子と比べて成長が遅いことで悩んでいて、育児が辛いことを伝えると、子どもと離れる時間を持てるよう配慮してくれました。
光元 和憲
ちば心理教育研究所所長(臨床心理士)。小児科・精神科での心理臨床歴24年を経て、同研究所を開設、日々カウンセリングに従事する。大学や専門学校で非常勤講師を務め、講義にジブリ作品を取り入れる。千葉県児童虐待対応専門委員、NPO法人虐待から子どもを守る支援ネットワークちば代表。