「星野君の二塁打」を読み解く
奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書
編著者 | 功刀 俊雄・栁澤 有吾 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-1153-2 C0037 |
判 型・ | A5判 |
ページ数 | 176頁 |
発行年月日 | 2021年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
変貌する歴史と深層に迫る新しい試み
戦後長きにわたり、国語や道徳教材として使われてきた少年小説「星野君の二塁打」は、どう書き改められ、どんな役割を背負ってきたのか――。命じられたバントでなくヒットを打った星野君の「罪」と「罰」をめぐり、文化史や教育学、心理学、倫理学などの視点から読み解きます。
はじめに
第1章◉星野君はどんな少年だったのか
第2章◉文学と教育があわさるとき
第3章◉道徳の再構築に向けて
第4章◉開かれた物語としての「星野君の二塁打」
資 料◉「星野君の二塁打」(初出版)全文
あとがき
日大アメフト事件の際、「監督の命令は絶対」と教える教材として注目を集めた「星野君の二塁打」ですが、元々の小説も、書き換えられた道徳教材も、もっと深い読み方ができることがわかる一冊です。
功刀 俊雄
奈良女子大学文学部教授 体育学、身体文化史
栁澤 有吾
奈良女子大学文学部教授 哲学、倫理学