ボク、ああいうのは嫌い
疎開少年の戦中戦後メモリー
著 者 | 高山 林太郎・高山 俊吉:解題 |
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ISBN | 978-4-7803-1204-1 C0095 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 272頁 |
発行年月日 | 2022年02月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
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長野県飯山への疎開時の記憶をたどった小説的ノンフィクション
昭和18年、少年林太郎は父母きょうだいと上野駅から夜汽車で信州飯山に向かった。疎開である。待っていたのは一面の雪の世界だった。古本屋の本は読み尽くしてしまう、本の中身は暗記してしまう、教師のバカさ加減は見透かしている、絶対音感まで持っている、地元の子どもたちからのいじめも体験している。そんな林太郎の目に戦中戦後の日本社会はどう映ったのか。ノスタルジーではない。
高山 林太郎
1938年東京生まれ。2016年没。1943年から6年間、長野県の飯山に疎開。都立日比谷高校、東京外国語大学フランス語科を経て翻訳や通訳に携わる。1985年日本に初めてアロマテラピー(芳香療法)を体系的に導入。アロマテラピー関連の訳書・著書多数。
高山 俊吉
1940年生まれ。林太郎の実弟。東京大学法学部卒。弁護士(東京弁護士会所属)。交通事故に関する賠償請求事件などを多く扱う。