ひきこもり支援者として生きて
長期・高年齢ひきこもり「支援方法論」の探索
著 者 | 竹中 哲夫 |
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ISBN | 978-4-7803-1242-3 C0036 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 168頁 |
発行年月日 | 2022年09月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
著者は、23歳で児童福祉施設の職員となり、日本福祉大学教授を経て、80歳のいまに至るまで、50数年にわたって「ひきこもり支援」の実践と研究を行ってきた。本書が語るのは、ひきこもる人・家族との出会いから、家族との共同支援、本人支援、希望ある別れまでの道筋を辿る、「ある支援現場」における「ひとりの支援者」の、慎重で謙虚な、ときに弱気にさえ見える支援方法論である。
2014年『長期・年長ひきこもりと若者支援地域ネットワーク』、2016年『子ども・若者支援地域協議会のミッションと展望』につづく集大成。
1章:ひきこもる人の姿を俯瞰する
2章:不登校・ひきこもりの事例(模擬事例)紹介
3章:ひきこもる人と家族の思いおよびひきこもりの形成過程
4章:ひきこもりの理解と支援の基本的な考え方
5章:長期・高年齢ひきこもり「支援方法論」を展望する
6章:ひきこもり支援における「生き方支援」の方法論の提唱
7章:ひきこもり「共同支援の基本的段階」と支援のマネジメントなど
8章:長期・高年齢のひきこもる人の働くことをめぐって
9章:「ひきこもり当事者とは誰なのか」をめぐって
多くの読者を得た「長期・年長ひきこもりと若者支援地域ネットワーク」(2014、かもがわ出版)、その増補版である「子ども・若者支援地域協議会のミッションと展望」に続く、著者の50年にわたる実践と研究の集大成。
竹中 哲夫
1941年生まれ。
日本福祉大学名誉教授、日本福祉大学心理臨床相談室研修指導員、臨床心理士。日本福祉大学心理臨床研究センター(心理臨床相談室)研修指導員として、ひきこもり支援(個別相談・訪問サポート)に取り組む。専門:ひきこもり支援論、児童福祉論、臨床心理学。