母ちゃん、ありがとう
ハンセン病の夫と息子を支えた九十四年の生涯
著 者 | 平沢 保治 |
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ISBN | 978-4-7803-0301-8 C0036 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 144頁 |
発行年月日 | 2009年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,200円+税) |
ジャンル |
ハンセン病療養所入所者が綴る母と家族の物語。ハンセン病を発病した夫と息子とともに生きる道をあえて選び、社会の偏見と生活苦に翻弄されながらもひるむことなく生き抜いたひとりの女性の生涯。著者自身が奪われた故郷に帰るまでをえがく【NHKニュースウォッチ9で放映されました】
序 章 臨終の言葉
第1章 渡良瀬川思川
第2章 母の決断
第3章 戦争と隔離の傷跡
第4章 偏見と翻弄される家族
第5章 安らぎの日々
終 章 最初で最後の帰郷
平沢 保治
1927年生まれ。14歳でハンセン病国立療養所多摩全生園入所。今も同園在籍。戦後ハンセン病患者運動、地域障害者運動にかかわり、近年は小中学校での講演活動にまい進する。国立ハンセン病資料館運営委員。吉川英治文化賞受賞。