キムの十字架の発見
戦争と民族を書きつぐ旅
著 者 | 和田 登 |
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ISBN | 978-4-7803-0406-0 C0095 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 256頁 |
発行年月日 | 2010年11月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
約90冊の著書を持つ児童文学作家の遍歴。とりわけ「想い出のアン」「キムの十字架」など、松代大本営工事への朝鮮人強制連行を始め、戦争と民族を書きつぐようになった軌跡をつづる。韓国併合100年の年に送る問題提起の書。
一、 ムカフノ山ニノボッタラ、文学ガアッタ〜ぼくの履歴書こと始め
二、 “空から降りて来い”から、マツシロへ〜動き続けぬ者は破れる
三、 「想い出のアン」から「キムの十字架」へ〜軍靴と受難の群像
エピローグ 語り残しの断章
〜「恨」と「赦し」、「キムの十字架・2」へ
69,76,77頁を、以下のように訂正します。
誤 「阿部公房」
正 「安部公房」
和田 登
1936年長野市に生まれる。信州大学教育学部卒。小学校に勤務の傍ら児童文学中心に書き継ぐ。早期退職後、信州大学教育学部・上田女子短大の非常勤講師を経て現在は著述に専念。信州児童文学会副会長、日本児童文学者協会評議員。