恋するお尻医者
著 者 | 渡辺 元治 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0420-6 C0095 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 192頁 |
発行年月日 | 2011年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,400円+税) |
ジャンル |
膨大な遺稿の中から選りすぐったエッセー
恋する心ひとすじに生きた町医者のエッセイ集。お尻の穴から社会を見続けた涙と笑いと怒りの文章。
そこに込められた人間への熱いまなざしは読む人の胸にひびく。
1)私が子どもだった頃
2)失恋の記
3)診察室空
4)わが青春は継続中
5)父と私、そして私の原点
6)集会で、街頭で。
1989年に刊行した『痔のおはなし』が版を重ね、同じ著者のエッセー集をぜひとも出したいと勧めていたが、生前には実現せず亡くなったあと遺品のなかから各誌・紙の掲載されたもの、演説やあいさつの草稿などがダンボール箱に詰められて出てきた。選りすぐって1冊にした。
渡辺 元治
1954年、旧制松本医大(信州大学医学部)卒、信州大学医学部第二外科教室勤務後、市立甲府病院外科医長。1970年から肛門科渡辺医院にて診療、75年院長。京都府保険医協会理事、京都社会保障推進協議会議長、京都原水協代表理事等歴任。
京都・西陣の肛門科医2代目。医師として卓越した技術と病む者への優しさを持ち続け、同時に平和運動や音楽活動、福祉活動にと幅広く活躍してきた。2010年3月に死去。