〈対論〉緊急事態条項のために憲法を変えるのか
さよなら安倍政権
著 者 | 小林 節・永井 幸寿 |
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ISBN | 978-4-7803-0833-4 C0031 |
判 型・ | A5判 |
ページ数 | 104頁 |
発行年月日 | 2016年05月 |
価 格 | 定価(本体価格1,000円+税) |
ジャンル |
昨年10月、マスコミ向けに「災害対策を理由とする憲法改正についての報道及び関係者向け意見交換会」が開催された。そこで、国家緊急権の創設に賛成の立場から小林節が、反対の立場から永井幸寿が論じた。しかし、対論のなかで小林節は意見をかえ、「国家緊急権は現政権のもとでは創設すべきではない」という結論にいたる。
補論では、永井氏の『世界』掲載論文にテロ問題を加筆し、災害における国家緊急権だけでなく、テロにおける国家緊急権の不要も説いた内容になっている。
参議院選挙後も、ますます話題になる改憲議論!
災害時に内閣に大権を与える「国家緊急権」を改憲世論の呼び水にしたい自民党。
それってどうなの?対論形式でわかりやすきブックレットです!
小林 節
慶應義塾大学教授・憲法学者。 元ハーバード大学研究員、元北京大学招聘教授。テレビの討論番組でも改憲派の論客としてお馴染みだったが、護憲に転身。
永井 幸寿
弁護士。日本弁護士連合会災害復興支援委員会前委員長。関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員。