原子力村中枢部での体験から10年の葛藤で掴んだ
事故原因

著 者

北村 俊郎

ISBN

978-4-7803-1178-5 C0036

判 型

四六判

ページ数

240頁

発行年月日

2021年09月

価 格

定価(本体価格1,800円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

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原発ゼロの日本の展望を示す
日本原子力発電で理事・社長室長を勤めた著者が、中枢部にいた体験を苦渋の思いで振り返り、福島原発事故を生み出した日本の原発政策と東京電力の体質を抉るとともに、原発なし日本のための条件を探る。

第一章 福島原発事故は日本の原子力開発の帰結
第二章 巨大組織は何故大事故を起こしたか
第三章 事故後の現地に見る日本型対応
第四章 処分出来ない汚染水と放射性廃棄物
第五章 日本で原発なしは可能か

北村 俊郎
1944年、滋賀県生まれ。1967年慶應義塾大学経済学部卒業後、日本原子力発電株式会社に入社。本社のほか東海発電所、福井事務所など現場勤務を経験したのち、理事・社長室長、直営化推進プロジェクトリーダーを歴任。主に労働安全、教育訓練、地域対応、人事管理などに携わり、2005年に退職。福島県富岡町に移り住む。同年から2012年まで社団法人日本原子力産業協会参事。福島第一原発の事故により、現在も避難を続けている。