「近代」とは何か
「昨日の世界・ヨーロッパ」からの問い 講座:わたしたちの歴史総合 4
編著者 | 歴史総合研究会・井野瀬 久美惠 |
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ISBN | 978-4-7803-1264-5 C0320 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 236頁 |
発行年月日 | 2023年04月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
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世界史と日本史を一体で捉え「考える歴史」への転換とされる歴史総合に対応
「近代化」とはこれまで、西欧諸国が世界の各地をつなげ、世界のテンプレートとなった経験を基準に語られてきた。だがそれは、国民国家や民主主義、市民革命などの進歩を生んだ一方で、二度の世界大戦につながる時代でもあった。この時代が現代にどうつながり、何を残したのかをさまざまな事例で考えていく。
第一章 「昨日までの世界」
第二章 「国民」を想像/創造する
第三章 「他者」を想像する――奴隷、動物、宣教
第四章 移動するヒト・モノ・情報のなかで
第五章 世界はつながり、分断される──帝国の時代
歴史総合研究会
2016年12月、高校教科「歴史総合」に対応する一般書の刊行をめざし、西洋史、東洋史、日本史の枠を超えて6人の歴史学者により発足。その後、高校教育の経験の聞き取りから始まり、それぞれが考えたテーマを深めつつ、毎年、春、夏、冬の3回ずつ研究会を開催し、議論を積み重ねてきた。
井野瀬 久美惠
甲南大学文学部教授。サントリー文化財団理事。専門はイギリス近代史、大英帝国史。京都大学大学院文学研究科(西洋史学専攻)博士課程単位修得退学。博士(文学)。