持ってたところで何になる?
著 者 | 辻井 タカヒロ |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-1327-7 C0095 |
判 型・ | 四六判 |
ページ数 | 176頁 |
発行年月日 | 2024年07月 |
価 格 | 定価(本体価格1,700円+税) |
ジャンル |
※紙書籍のご購入はこちらから↓
価値があるから集めるわけじゃない!ケチケチ漫画家の家庭と「持っとくファイル」
捨てるんだったら持っときたい。謎のモノたちが増殖する日々を描いた、ビンボーな漫画家の私小説的コミックエッセイ。
プロ・コレクターのとみさわ昭仁氏が解説を寄稿。持っとく写真館付き。
とみさわ昭仁さんの解説「貧乏くさい四次元ポケットの視点」より
貴重だとか値打ちが出るだとかはすべて幻想。本当の価値は自分の中にだけあるもの。この先ずーっと役に立たないままでも、自分が愛着を持てるならそれでいいじゃないか。
何かを集めるという行為も、そのような「物持ちがいい」の延長線上で、コレクションというよりも、結果的にそうなってしまった、というケースが多い気がします。そんな意識的にせよ無意識的にせよ、家に滞留している「もの」に焦点を当て、なおかつ、サザエさんのようなホームコメディを目指してこの漫画を描きました。目指すのは自由だけど、まあ結果は・・・。
京都の週刊新聞「京都民報」に三年間にわたって連載された「持っときたいんや! 断捨離できないワタシ」80回をベースに、家族の冷ややかな視線を受けながら「捨てられない」生活を描いたコミックエッセイです。
辻井 タカヒロ
1967年京都市生まれ、在住、引越し2回。イラストレーター、漫画家。90年代半ば頃より雑誌を中心にイラスト、4コマ漫画などを制作。