年金格差とアベノミクス
マクロ経済スライドの問題と対策 さよなら安倍政権
著 者 | 河村 健吉 |
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ISBN | 978-4-7803-0777-1 C0036 |
判 型・ | A5判 |
ページ数 | 124頁 |
発行年月日 | 2015年07月 |
価 格 | 定価(本体価格1,200円+税) |
ジャンル |
図表と数字でわかりやすく解説!
アベノミクスの下で拡大する非正規雇用と貧困格差。生活がきびしくなるなかで、「マクロ経済スライド方式」によって年金の削減が進められている。「公的年金」とはどういうものなのか、雇用と経済、財政と給付の両面から年金システム改悪の足取りをたどりつつ、今日の問題を明確にするとともに、年金改革の展望を示します。
第1章 公的年金の財政
第2章 公的年金の給付
第3章 2014年の検証計算を解剖する
第4章 雇用の変容とアベノミクス
第5章 破綻したマクロ経済スライド
[補論] 国民年金の給付が優先して削られる理由
[コラム]貧困率の動向
第6章 年金積立金の運用とアベノミクス
第7章 年金改革のために
−−−−応能負担強化、積立金を取り崩し保険料引き下げを
[コラム]アメリカの公的年金
わかりにくい・めんどくさい「年金」の仕組みがよくわかるだけでなく、現在の制度改革がどのような未来像をもたらすのかについても数字を根拠に実感できます。
河村 健吉
1943年、北海道生れ。一橋大学卒業後、当時の三井信託銀行に入行。
1973年から年金企画業務に従事し、現在は年金コンサルタント。