夏目漱石『心』を読み直す
病と人間、コロナウイルス禍のもとで
著 者 | 小森 陽一 |
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ISBN | 978-4-7803-1113-6 C0395 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 116頁 |
発行年月日 | 2020年09月 |
価 格 | 定価(本体価格1,200円+税) |
ジャンル |
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読み直し文学講座
漱石は「感染症の時代」に生き、自らも痘痕によるあばたを持つ。高校の教科書で読んだ『こころ』を、感染症を軸に読み直す。日本が帝国主義的国家になる過程と感染症の流行は重なっており、そこから何が見えてくるのか!?
第Ⅰ章◉海水浴場と雑司ケ谷霊園
第Ⅱ章◉明治天皇の病死
第Ⅲ章◉先生の両親と腸チフス
第Ⅳ章◉精神的向上という病
小森 陽一
1953年東京生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授を経て東京大学教授。専攻は日本近代文学。2004年6月に結成された「九条の会」事務局長。