13歳からの夏目漱石
生誕百五十年、その時代と作品
著 者 | 小森 陽一 |
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ISBN | 978-4-7803-0895-2 C0095 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 160頁 |
発行年月日 | 2017年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
そうだったんだ! 戦争の時代からの問い恋愛問題の当時と今・・・ 漱石の世界を再発見
帝国主義戦争の時代にあって、漱石は何を問いかけ、恋愛や明治の精神を作品化したのか。現代の状況とも重ね合わせて漱石の世界に誘う。そこには新たな発見が!
序章 夏目漱石と私
一章 「軍国主義」と対峙した生涯
二章 帝国主義戦争下での作家的出発
三章 日露戦争後文学を担う新聞小説作家誕生
四章 短編小説を合わせた長篇小説作法
五章 「自己本位」の文学
六章 生徒の感想とそれへの応答
投稿者:男性・69歳・元教員
評価: ☆☆☆☆
児童・生徒の感想文がすばらしいです。振り返って、私が小6〜高3のとき、このような感想文はかけませんでした、児童言語研究会に小と大で教員を41年してきましたが、「はずかしきことの数々」です。子ども達には将来、漱石研究家・教師になってほしいものです。
小森 陽一
1953年東京生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授を経て東京大学教授。専攻は日本近代文学。2004年6月に結成された「九条の会」事務局長。