人間の明日と向き合う
著 者 | 三上 満 |
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ISBN | 978-4-87699-577-6 C0037 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 240頁 |
発行年月日 | 2001年01月 |
価 格 | 定価(本体価格1,700円+税) |
ジャンル |
人間への信頼と希望
21世紀を前に、人間はいま、大きな岐路にさしかかろうとしている。それは、人間を、浅ましい戦いを繰り返す愚かなものと見るのか、いたわり合い共存し合える力を持ったものと見るのかという人間観に深くかかわっており、教育をも左右する問題である。子どもたちが、人間として生きる喜びや、明日への希望を持って育つことなしに明日はない。いまこそ、子どもたちの人間らしい生き方につながる回路を全力で探求し、教育の中に注ぎこまなければならない。人間の明日を見つめようと書かれた本書を、いま生きる教師、親、青年、高校生に送る。
第一章 明日への銀河鉄道ー「ほんとうの幸い」求めて
第二章 戦争は人間の業かー石原慎太郎氏の人間論をめぐって
第三章 教え子たちが教えてくれた教育の原風景
第四章 人間は浅ましい生きものなのかー西村真悟氏の人間論について
第五章 魅力なる大人がいることだー希望の源泉はここに
第六章 青春の流れをせきとめてはならないー17歳の犯罪に考える
第七章 “人間らしさ”ということ
第八章 学ぶということ 育つということ1
第九章 学ぶということ 育つということ2ー看護学生たちの“学び”から
第十章 21世紀へ 岐路にさしかかる教育・人間
補 章 折にふれて
三上 満
1932年東京都生まれ、東京大学卒、都内の中学校教諭、元全教委員長、元全労連議長。
前勤医会東葛看護専門学校校長。