「歴史的街区」は再生できるのか
京都・町家の変遷から協調空間の提言へ
編著者 | 片方 信也 |
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ISBN | 978-4-7803-0584-5 C0052 |
判 型 | A4判変型 |
ページ数 | 100頁(総カラー) |
発行年月日 | 2013年01月 |
価 格 | 定価(本体価格1,900円+税) |
ジャンル |
歴史的街区・京都。平安時代からの町家と町並みの変容を明らかにし、これからの地域住民にとって魅力ある住居と町並みを提案する。
バブル崩壊後の京都の都心部は新しいマンションラッシュにみまわれ、町家が軒を連ねる景観も高層マンションによりみるみるうちに分断されていった。そんななか、編者が都心街区研究会を立ち上げ、京都の歴史的街区をどう再生させるのかについて調査研究が再開された。町家継承の視点に加えて、街区という集合空間に焦点をあて、そこでの中高層共同住宅形態の評価、周辺への影響、コミュニティ形成に関する調査を行い、協調空間の発見と、それを生かした街区の再生空間提案として結実した。本書の成果と提案が、京都の「歴史的街区」の再生につながる一助となることを期待したい。
京都・町家の伝統を生かすまちづくりの新しい視点
歴史的街区と町家をつなぐ協調空間の提言
歴史的街区と町家をつなぐ協調空間の提言
第1章 歴史的街区と町家の特徴
第2章 協調空間の発見
第3章 歴史的街区の変容過程
第4章 協調空間の効果
第5章 中庭型住宅の伝統を比較する
第6章 京町家保存型街区ー協調空間の予測と構想
終 章 協調空間制度の提案