消費税で福祉国家になれる?
かもがわブックレット170
編著者 | 消費税をなくす全国の会 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0195-3 C0333 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 64頁 |
発行年月日 | 2008年07月 |
価 格 | 定価(本体価格600円+税) |
ジャンル |
消費税増税で年金・社会保障が充実するのか!?
社会保険庁監視委員として活躍し、『年金大崩壊』で講談社ノンフィクション大賞を受賞した岩瀬達哉が『ほんとうの豊かさとは何か』『豊かさの条件』などで、日本の「豊かさ」の内実を掘り下げてきた暉峻淑子が東北大学経済学部長などを歴任し、医学博士として国民医療の発展につとめてきた日野秀逸が90年代からホームレスの支援に携わり、貧困を政治の大問題に押し上げた湯浅誠がそして、消費税をなくす会20年の増本一彦が日本の国の行く末を見据え、徹底的に議論しあった。
はじめに
第1章(岩瀬達哉) 社会保険庁の実態は?
イギリス型年金制度を
第2章(暉峻淑子) 日本は破綻社会だ
ドイツとは大違い
第3章(日野秀逸) 医療は社会の財産だ
国民運動が決定的
第4章(湯浅誠) 消費税は
国家的貧困ビジネス
第5章(増本一彦) 年金財源論のウソ
増税反対の展望は
消費税をなくす全国の会
消費税が国民の大反対をおしきって導入された1989年の翌年に、「やっぱり毎日の暮らしに消費税は重い」と350人あまりで結成された市民団体。有権者一人ひとりが、税金のとり方・使い方に厳しい目を持って、政治を監視しようとよびかけ、声をあげ続ける。現在、会員は145万人をこえ、各地に草の根の会が1675ある。