戦争責任とは何か
東京裁判論争をめぐる50問50答
著 者 | 清水 正義 |
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ISBN | 978-4-7803-0213-4 C0021 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 224頁 |
発行年月日 | 2008年09月 |
価 格 | 定価(本体価格1,900円+税) |
ジャンル |
東京裁判は「勝者の裁き」だ。 いや「文明の裁き」だ。
ドイツは日本の模範だ。 いや、戦争責任を認めない国だ。
日本はナチスと同じ犯罪はしていない。 いや、やったことは同列だ。
責任を認める人と否定する人がはげしく対立してきたこの問題。東京裁判判決60年をまえに、ドイツ現代史の泰斗が、新たな地平を切り開く。
そもそも戦争責任とは何なのか、ドイツは何を行い、何をやってはいないのか。事実の綿密な検証のうえに、国民の多数が納得でき、アジア諸国とも同意しうる考え方を提示する。
第1章 その概念は何か
第2章 東京裁判の評価
第3章 靖国と戦後補償
第4章 ドイツと日本
第5章 国際社会と責任
清水 正義
白鴎大学法学部教授(専攻=ドイツ現代史、国際関係論)