障害者の就労と福祉的支援
日本における保護雇用のあり方と可能性
著 者 | 伊藤 修毅 |
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ISBN | 978-4-7803-0617-0 C0036 |
判 型 | A5判上製 |
ページ数 | 236頁 |
発行年月日 | 2013年06月 |
価 格 | 定価(本体価格3,200円+税) |
ジャンル |
日本の障害者雇用は、いまどういう課題に直面しているのだろうか。通常の競争に耐えられない障害者が、一般の労働規則が適用される環境の下で働き、より開かれた職場への移行がめざされそのための適当な政府援助(社会福祉的支援)のある就労形態である「保護雇用」と呼ばれる障害者雇用。そのあり方を中心に、日本における今後の可能性を探求する。全国の事業所調査等をもとに具体的に検討した気鋭の研究者による研究成果。
序 章 日本における保護雇用制度創設の課題~労働と福祉の総合的保障の視点
第1章 日本における障害者雇用法制と福祉〜雇用促進法改定の歴史
第2章 障害者雇用における特定子会社の現代的課題〜全国実態調査
第3章 就労継続支援事業(A型)の現状と課題〜全国実態調査から
第4章 保護雇用制度への発展の課題~特例子会社とA型事業の総合的検討
第5章 障害者の就労における社会福祉的支援の在り方
資 料 アンケート調査票など
投稿者:女性・44歳・教員
評価:☆☆☆☆
特別支援学校高等部のあり方や、特例子会社制度について理解することが出来、今後も考えていきたい内容であると思いました。
投稿者:男性・59歳・職業訓練校講師
評価:☆☆☆☆
私は職業訓練校で「労務管理」を担当しています。「障害者の雇用」のパートで本書がとても役立ちました。「雇用促進法」「特例子会社」が勉強になりました。本書の著者である伊藤修毅氏は、私と同じ学校で勤務していました。全障研の学習会など誘っていただき、特別支援教育において深めることができました。
労働・雇用行政のみならず、社会福祉行政も含めた公的支援制度の課題について、調査をもとに具体的に検討した唯一の研究図書です。
伊藤 修毅
日本福祉大学教員。北海道立高等養護学校教諭の経験から教育年限延長や青年期教育の重要性を訴えている。