裁かれなかった原発神話
福島第二原発訴訟の記録
著 者 | 松谷 彰夫 |
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ISBN | 978-4-7803-1142-6 C0032 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 288頁 |
発行年月日 | 2021年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
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原告たちの法廷闘争と今を追う
福島第一原発事故の36年前、その安全性に疑問を抱き、設置許可取り消しを求めて国に挑んだ住民たちがいた。地裁、高裁、最高裁ー。
司法は訴えを退けたが、3・11事故が住民の正しさを悲惨な形で立証した。
彼らは何を訴え続けたのか。屈せざる闘いの軌跡と今を追う。
第1章◉福島に東京の原発がやってくる
第2章◉ぶらさげられた「アメ」
第3章◉地元住民、反旗を揚げる
第4章◉似て非なる「公聴会」
第5章◉周辺住民、「巨象」に挑む
第6章◉スリーマイル島事故は影を落としたか
第7章◉司法の「厚い壁」
第8章◉そして福島原発は爆発した
松谷 彰夫
1947年、福島に生まれる。福島生業訴訟原告。高校3年で洗礼を受け、キリスト教徒に。東北大学文学部を卒業し、同大学院文学研究科修了。福島県内各地の県立高校(倫理、世界史)に勤務。退職後は、県立学校退職教職員の会に加わる。