大学の現場で震災を考える
文学部の試み
奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書
編著者 | 三野 博司 |
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ISBN | 978-4-7803-0531-9 C0336 |
判 型・ | A5判 |
ページ数 | 96頁 |
発行年月日 | 2012年04月 |
価 格 | 定価(本体価格1,000円+税) |
ジャンル |
教育・研究機関としての大学に、とりわけ文学部という社会・文化・言語・人間に関わる教育・研究をおこなう場所においてできることは、この東日本大震災について講義の中で学生たちとともに思考することではないだろうか。
文学と震災が接点がないようであることなども、他の震災本とは異なる内容となっています。難しそうなテーマではありますが、高校生にも読んでもらいたいために、できるだけわかりやすく書いた1冊です。
1 共感の遠近法
■[共感の遠近法]と「罪なき罪悪感」
■震災から見つめ直す人間と社会
■震災とフランス文学
2 歴史に見るフクシマ
■戦後日本政治と原子力ーヒロシマからフクシマへの必然
■日本近代の震災と娯楽ー文化に何ができるのか
■日本古代の震災記事
3 脱原発は可能か
■東日本大震災で、日本の社会は変わるのか
■震災とスポーツの奇縁
三野 博司
奈良女子大学文学部長