私の「不服従」
東京都の「命令」教育に抗して かもがわブックレット152
編著者 | 高橋 哲哉・「君が代強制反対訴訟」編集委員会 |
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ISBN | 978-4-87699-869-2 C0337 |
判 型・ | A5判 |
ページ数 | 64頁 |
発行年月日 | 2005年03月 |
価 格 | 定価(本体価格600円+税) |
ジャンル |
「日の丸・君が代」強制に抗して処分された教職員と、それを支える弁護士や教え子の手記。抵抗することの意味を考える。
1 思想・良心の自由と教育
2 憲法・教育基本法改悪の先取り
3 私たちの「不服従」
4 いまこそ民主主義を守るために
2003年10月23日、東京都教育委員会は、卒業式・入学式などで「教職員は会場の指定された席で国旗に向かって起立し国歌を斉唱する」等を事細かく指示し、「従わない場合は職務上の責任を問われる」とした通達を出しました。そして不起立やピアノ伴奏拒否などで300人を超す教職員を処分しています。
このブックレットは「命令」に抗して処分され裁判をたたかう教職員と、それを支える弁護士や仲間、教え子の生々しい手記や、高橋哲哉・東京大学教授の「抵抗することの意味」を考える講演の記録を収めています。憲法・教育基本法改悪の先取りとしての「日の丸・君が代」強制にどう立ち向かうか、教職員や父母に広く読んで欲しい一冊です。
高橋 哲哉
1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。哲学者。
20世紀のヨーロッパ哲学を研究しながら、戦争責任や歴史認識の問題に積極的の発言し、現在は「憲法再生フォーラム」、NPO前夜共同代表も務める。