甦れ!経済再生の最強戦略本部
経済企画庁の栄光と挫折からその条件を探る
著 者 | 塩谷 隆英 |
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ISBN | 978-4-7803-0938-6 C0033 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 400頁 |
発行年月日 | 2017年12月 |
価 格 | 定価(本体価格2,700円+税) |
ジャンル |
戦後の日本を復興させ、所得倍増を推進し、市場経済下で計画経済の道を探り、成長と国民生活のバランスに腐心した経済企画庁を廃止したのは正しかったのか。経済まで「政治主導」になる現在、中立で公正な経済戦略本部の復活が求められるという観点で、経済企画庁に幕を引いた元事務次官が歴史を振り返る。都留重人、大来佐武郎、宮崎勇、金森久雄など名を馳せた「志士」たちの生き様もリアルに描き出す。
作家、元経済企画庁長官 堺屋太一氏が推薦!
まえがき いまなぜ経済企画庁か
第一章 「戦後問題研究会」に集結した復興の志士たち
第二章 泣く子も黙る「あんぽん」
第三章 官庁エコノミストが命を懸けた経済白書
第四章 市場経済下の経済計画
第五章 行政の先駆け役を果たした国民生活局
第六章 見果てぬ夢を追い求めた総合開発局
第七章 国際経済の荒波に翻弄された70〜80年代
第八章 戦後最悪の不況の修羅場
終 章 経済企画庁が戦後日本経済に果たした役割
塩谷 隆英
1941年鎌倉市生まれ。1966年東京大学法学部卒業。同年経済企画庁入庁、同庁秘書課長、国土庁計画・調整局長、経済企画庁調整局長を経て1998年経済企画事務次官。その後総合研究開発機構(NIRA)理事長、株式会社クラレ取締役、早稲田大学客員教授、労働科学研究所理事長などを歴任。