抗うニュースキャスター
TV報道現場からの思考
著 者 | 金平 茂紀 |
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ISBN | 978-4-7803-0858-7 C0036 |
判 型・ | 四六判 |
ページ数 | 288頁 |
発行年月日 | 2016年09月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
テレビは権力の監視役を果たしているのか!?
師・筑紫哲也氏追悼から今日の政権によるメディア介入まで、ニュース現場からの闘いの思考録。
今、僕らの目の前に拡がっているのは、「1強多弱」という超安定政権のもとで、メディアの真価が問われる荒野のような風景である。メディアはしかし、土壌である。耕していけば、必ず新しい芽が生えてくる。メディアを耕す。耕し続ける。その覚悟を新たにしよう。
投稿者:男性 73歳 無職
評価:☆☆☆☆
金平さんの1人のファンとしてこの本を2回ほど読んだ。私は憲法九条の回に10年以上かかわり、いまほどジャーナリストのあり方、大切さを感じていない日はありません。亡き筑紫さんの番組は忘れられませんし、「お別れ会」に花を手向けた記憶は鮮明です。私は最近の報道の脆弱な姿に「ペンは剣よりつよし」の言葉を訴えたい気持です。金平様の番組、大切に見ております。お体を大切に頑張って下さい。
投稿者:男性 39歳 会社員
評価:☆☆☆☆
TBS報道特集は筑紫哲也さんの報道姿勢を継いでいる番組のように思え、金平さんのコメントをチェックしていたところ、本著を見つけ、すぐに手に取りました。報道の自由度が低いという日本において、メディアのあり方、役割について改めて考えさせてくれるきっかけとなりました。ありがとうございました。
投稿者:男性 69歳 無職
評価:☆☆☆☆
ひさしぶりにいっきに読んでしまいました。過去のわすれてしまいがちな報道に対する圧力を記録として残すことの大切さを感じています。金平さんへ、何もできない一市民ですが、応援しています。
投稿者:女性 60歳代 無職
評価:☆☆☆☆
まさに危機的な日本の情報現場の流れと警鐘を鋭く告発した優れた著作でした。受け取る一市民としてもどう対処すべきか考えさせられました。図書館で最初は借りましたが、購入させていただきました。
金平 茂紀
TBS「報道特集」キャスター。TBSに入社以来、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長、 在モスクワ特派員、「筑紫哲也NES23」デスク(8年間)、在ワシントン特派員、報道局長などを歴任後、2008年7月よりニューヨークへ。アメリカ総 局長・兼・コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。