奥深く知る中国
天安門事件から人々の暮らしまで
著 者 | 筧 文生・井手 啓二・山本 恒人 名和 又介・石井 義三・吉村 澄代 |
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ISBN | 978-4-7803-1030-6 C0036 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 256頁 |
発行年月日 | 2019年06月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
一人っ子政策終焉の結末など素顔の中国をリアルに描く。
中国の国際社会における存在感が増大し、中国をどう捉え、どう付き合っていくのかが、日本に問いかけられている。そのためにもまず必要なのは中国を深く知ることだ。
30 年を迎える天安門事件の体験ルポと共産党統治の正当性の問題、社会主義市場経済に対する評価、中国研究者による漢字論と日本語論、中国と中国人が見せる素顔──中国を深く知る研究者らが論じ尽くした。
はじめに
第一章 30年を迎えた天安門事件をどう見るか
第二章 中国紀行
第三章 中国研究者の漢字論、日本語論
第四章 中国このごろ 25話
第五章 中国の経済社会をどう見るか
第六章 中国からの生還
第七章 「大逆事件」探求は奥が深い│フィールドワークから歴史との対話へ
あとがき
筧 文生
1934年生。京都大学文学研究科博士課程修了。京大人文科学研究所助手を経て、立命館大学文学部教授。現在、同大学名誉教授。
井手 啓二
1943年生。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。立命館大学・長崎大学教授を経て、現在、両大学の名誉教授。
山本 恒人
1943年北京生。1946年引揚げ帰国。神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学、神戸大学博士(経済学)。大阪経済大学経済学部教授を経て、同大学名誉教授。
名和 又介
1947年生。大阪外国語大学修士課程修了。同志社大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。
石井 義三
1930年生。1944年から1952年の間、中国旧満州にて専門家として機械工作関係に従事。引揚げ、帰国後、京都工芸繊維大学にて単位取得認定。元京都市立洛陽工業高等学校機械科教諭。
𠮷村 澄代
1967年、大阪外国語大学中国語学科卒業。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。元京都府立高等学校教諭、中国国際放送局日本語部専門家、人民日報ウェブ版「人民網」日語部翻訳者。