ヒロシマと広島
著 者 | 浅井 基文 |
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ISBN | 978-4-7803-0447-3 C0031 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 192頁 |
発行年月日 | 2011年07月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
保守が跋扈し、平和勢力が分断される「現実の広島」で、大江健三郎『ヒロシマ・ノート』に挑み批判的に克服を試みながら、「思想としてのヒロシマ」を探求した広島平和研究所長としての6年間。
その総決算として本書が生まれた。
第一章 広島で学んだこと
第二章 平和とは
第三章 現実としての広島
第四章 思想としてのヒロシマ
あとがき 福島原発事故に想うこと
広島の本はたくさん出版されていますが、平和研究所長が、現実とのみずからの格闘の足跡をつづったこの本は、たんなる理想論としての平和ではなく、現実に通用する平和論だと言えます。障害をもったお孫さんから学んだ人権思想など、とてもリアルで、胸を打ちます。
浅井 基文
前広島市立大学広島平和研究所長
外務省条約局国際協定科長、駐英公使などを歴任。退職後、東京大学などで教授を務める。