煌めきの章
多喜二くんへ、山宣さんへ
著 者 | 本庄 豊 |
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ISBN | 978-4-7803-0523-4 C0095 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 128頁 |
発行年月日 | 2012年01月 |
価 格 | 定価(本体価格1,200円+税) |
ジャンル |
暗黒の時代を矢のように駈けぬけた二人
国家権力に虐殺された小林多喜二と山本宣治。二人の交錯の軌跡を辿ることにより、凛として生きる意味を考える。
文学者や科学者が社会とかかわりながら人生を全うするとは、どんなことか。人を愛するとは何なのか・・。混迷する現代、若くして殺された二人の死の意味を問う。
はじめに 新たな多喜二、山宣像の構築を
1 生まれてくる宣治さんへ 母 多年より
2 二つのデスマスク
3 『東俱知安行』と山宣当選
4 小樽の多喜二、札幌の山宣
5 江口渙「山本宣治氏暗殺真相記」
6 『戦旗』防衛関西巡回講演隊
7 江口渙「作家小林多喜二の死」
8 多喜二くんへ 山本宣治より
9 山宣さんへ 小林多喜二より
あとがき 社会運動史を研究するということ山本宣治・小林多喜二・対象略年表
投稿者:男性・73歳
評価:☆☆☆
戦前、戦中の日本の国家権力の使われ方があまりにも非民主的であったことを改めて国民の1人として、しっかり認識しなければならぬことを痛感している。
本庄 豊
1954年群馬県生まれ。東京都立大学卒、現在立命館宇治中学校・高等学校教諭。京都歴史教育者協議会副会長、宇治山宣会調査研究副部長。