日本史の政治哲学
非西洋的民主主義の源流 講座:わたしたちの歴史総合 6
編著者 | 歴史総合研究会・小路田 泰直 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-1266-9 C0320 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 224頁 |
発行年月日 | 2023年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,900円+税) |
ジャンル |
※紙書籍のご購入はこちらから↓
世界史と日本史を一体で捉え「考える歴史」への転換とされる歴史総合に対応
世界史の日本的なあらわれが日本史なのではない。世界の影響を受けつつも、日本の歴史自体のなかに、その発展や変化の要因は内在している。邪馬台国の時代から平安、鎌倉、江戸、明治を経て敗戦から再生に至る国家を形づくった「政治哲学」の分析を通じて、また西洋思想との対比をしながら、日本の発展史を描ききる。
第一章 日本の構造
第二章 統一国家の建設
第三章 公家と武家の時代
第四章 近代の萌芽
第五章 明治維新
第六章 立憲国日本の誕生
第七章 政党政治と美濃部憲法学と国体
第八章 敗戦と再生
歴史総合研究会
2016年12月、高校教科「歴史総合」に対応する一般書の刊行をめざし、西洋史、東洋史、日本史の枠を超えて6人の歴史学者により発足。その後、高校教育の経験の聞き取りから始まり、それぞれが考えたテーマを深めつつ、毎年、春、夏、冬の3回ずつ研究会を開催し、議論を積み重ねてきた。
小路田 泰直
奈良女子大学名誉教授。古き良き時代の日本史研究会近現代史部会で育つ。1954年神戸市生まれ。最終学歴は京都大学大学院文学研究科単位取得退学。橘女子大学と奈良女子大学で35年程教鞭をとる。