先生、殴らないで!
学校・スポーツの体罰・暴力を考える
編著者 | 川口 智久・三輪 定宣:編著 桑田 真澄・坂上 康博 平野 和弘・土肥 信雄・山本 由美:著 |
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ISBN | 978-4-7803-0634-7 C0037 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 228頁 |
発行年月日 | 2013年08月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
殴られてスポーツをする子どもは絶対に出さない。!
暴力によるスポーツ指導がなぜ続くのか、外国の事情はどうか、スポーツとは何なのか。根源的問いに応える力強い論考で、この問題の解決を目指す。
桑田真澄 スポーツマンとして許せない暴力
坂上康博 部活での暴力はいつから始まったか
平野和弘 暴力の思想を超える水泳指導
土肥信雄 私の体罰否定論
三輪定宣 学校と体罰・暴力の関係史
桑田真澄氏
体罰否定論を本格的に語る
時代は流れ、道具も進化し、野球自体も進化してきました。野球界の何が進化していないかというと、指導方法だけです。指導者だけが進化していないのです。選手はこっちに投げるか、あっちに投げるかを一瞬で判断しなければなりません。自分で考えて行動できる選手を育てなければいけないのに、普段から監督の指示したことだけをやらせて、それ以外のことをしたら殴るというのでは、育つわけがない。(本文より)
川口 智久
一橋大学名誉教授・スポーツ社会学
三輪 定宣
千葉大学名誉教授。東京大学教育学部卒。相模女子大学、高知大学、千葉大学などで教鞭をとる。教員団体、父母、行政などの要請で教育問題の講演等を全国で行っている。
坂上 康博
一橋大学大学院教授