1 なぜなぜばなし どうぶつ村の井戸
ティンガティンガ・アートでたのしむアフリカのむかしばなし
著 者 | しまおか ゆみこ:編・再話 ヤフィドゥ:絵 |
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ISBN | 978-4-7803-1354-3 C8098 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 88頁 |
発行年月日 | 2025年01月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
タンザニア発の現代ポップアート、ティンガティンガ・アートを知っていますか?
読んでもらっても、自分で読んでもたのしいよ!
むかしばなしで異文化にふれよう!
すべてのさし絵はティンガティンガ・アート!
6色のペンキで描く、素朴で大胆なアートをたっぷり収録
アフリカのなぜなぜばなし3話収録。
ハポザマニザカレ(むかしむかしあるところに)
●ハイエナの後ろ足がみじかいわけ「ハイエナとカラス」(ケニア)
●カバのはだがつるつるのわけ「ルウェンゾリ山の火とナイル川のカバ」(ウガンダ)
●ウサギのしっぽがみじかいわけ「どうぶつ村の井戸」(タンザニア)
1968年に、タンザニアのエドワード・サイディ・ティンガティンガさんがはじめた絵のスタイル。タンザニアのゆたかな自然や動物、人びとの生活などを、自由な作風で、のびのびと描く、アフリカを代表する現代アートです。6色のペンキをつかって、カラフルな色をつくりだし、したがきをしないで、絵を描いていくのが特徴です。
ティンガティンガさんが、1972年に亡くなったあとも、ティンガティンガ村とよばれるアート工房に、100人ほどの画家たちが集まって、たすけあい、切磋琢磨しながら、絵を描きつづけています。
しまおか ゆみこ(島岡 由美子)
名古屋生まれ。愛知県立大学文学部卒。学生時代に民話研究ゼミに所属し、民話と地域社会の関連深さを学ぶ。幼稚園教諭として勤務後、1987年に、夫・島岡強と共にアフリカへ渡り、以来、ザンジバル・タンザニアを拠点に、漁業・運送・貿易などアフリカの人びとの自立につながる事業や文化・スポーツ振興、交流活動を続けて現在にいたる。自身のライフワークとして、アフリカ各地に伝わる民話の採集に取り組み、日本に伝えている。 アフリカフェ@バラカ
ヤフィドゥ(Yafidu Ally Makaka)
1976年生まれ。タンザニア連合共和国トゥンドゥール地方のナカパニャ村出身。叔父チャリンダにあこがれ、ティンガティンガ・アーティストを目指すようになり、1991年から絵を描きはじめる。1995年のある日、夢の中に出てきた動物たちをキャンバスに描いてみたのがきっかけで、いまの作風が生まれた。『アフリカの民話集 しあわせのなる木』(未來社)で挿絵を担当。